木材の知識
木材の知識
木製家具には色々な板材が使われています。それぞれ特徴があり、家具の価格にも反映されます。
以下のような板材のほかに構造特殊合板として、フラッシュ構造合板、ハニカムコア構造合板、パーティクルボード構造合板、ランバーコア構造合板等がありますが、化粧板(突板やメラミン化粧板など)を貼って使用されます。
材質 | 構造 | 特徴 | 図 |
無垢材 | 一枚板で使われる木材。 表面に化粧板を貼ったり、加工したりしていない純粋な木材 | ◎本物の木 ◎乾燥や湿気により伸縮 ◎接着剤はあまり使わない ◎重量は重い | |
突板 | 木目の美しい天然木を0.2~0.9ミリにスライスした薄板を合板やパーティクルボード等の下地材に張って使用する | ◎天然木の風合い ◎接着剤を多用 ◎重量は軽い | |
合板 | 厚さ5ミリ以下の木板(ベニヤ)を一枚ごとに木目が直交させて張り合わせ一枚の板にしたもの。 表面に化粧板を張って使用する。 | ◎強度がある ◎反り歪みが生じにくい ◎風合いが無い ◎接着剤を多用 ◎重量は軽い |
木理の表情
板を製材したときに現れる年輪などの模様を木理(もくり)といいます。
板目 | 丸太の中心からずらして挽き、年輪が平行ではなく山形やたけのこ形の木目として表れたものを板目という。 見た目で言えば、板目は木目が面白く、たとえ1本の木でも、同じ物がありません。 | |
柾目 | 丸太の中心にむかって挽くと得られる年輪が平行な木目のこと。 樹齢数百年の天然木の柾目は、非常に落ち着いた雰囲気をかもし出します。 | |
杢目 | 木目などのうち装飾価値が高い紋様を「杢(もく)」と呼びます。 ブナ科のトラ波班目やメープルなどに表れる鳥眼目、トチなどに出る縮み杢のほか、縞杢、葡萄目、牡丹杢、鶉杢などがあります。 | 詳しくはこちら |